ご挨拶

第26回日本シェーグレン症候群学会学術集会の開催に当たって


 この度第26回日本シェーグレン症候群学会総会・学術集会の会頭を仰せつかりました。副会頭の千葉県こども病院アレルギー・膠原病科部長の冨板美奈子先生と力を合わせて活気溢れる学術集会にしたいと意気込んでおります。そのテーマは「明るい未来のためのシェーグレン症候群学」といたしました。小児科医として本学会を開催するのは12年ぶりとなります。以前は小児には存在しないと考えられていたシェーグレン症候群は、小児でも発症することがあるのは今では常識となり、症例の集積が進んでいます。また、成人になってから発症するタイプの症例も、実は小児期からその萌芽が認められるということもわかってきました。それは小児科医が頑張ればシェーグレン症候群を撲滅できるかもしれないという夢につながります。シェーグレン症候群にとっての明るい未来のために、これからできることはたくさんあると思います。
 思えば、1988年に抗Ro抗体の研究のために留学した時、仲間たちからは「小児科じゃ何の役にも立たない研究だね」と言われたものです。それでも私のためにこの留学先を選んで下さった前任の福永慶隆教授の先見性には、本当に敬服を通り越して驚愕いたします。この自己抗体との出会いが回り回って今回の学会主催につながっているわけです。
 もちろんまだまだ謎の多い疾患です。内科、小児科、耳鼻科、眼科、歯科など多くの領域にまたがる皆様の学際的協力が必要です。また、本学会からスタートし発展してきたIgG4関連疾患の研究も本学会の大きな特徴です。この分野のさらなる進歩のための企画も用意させていただこうと考えています。
 会期は2017年9月8日(金)・9日(土)の二日間、会場は東京駅に直結したステーションコンファレンス東京です。東京近辺の人気スポットはどこへでもアクセス良好です。夏休みも終わって、どこも少しは空いてくるかもしれません。できるだけ多くの皆様のご参加と活発なご議論を期待いたしております。
 とくに、日本小児リウマチ学会の会員の皆様、全員集合!でお願いします。